良いストレス・悪いストレス

ストレスという言葉は多くの場合ネガティブな意味で使われます。

『ストレスの多い毎日だから時にはリフレッシュしましょう』とか、医学的にも『ストレス潰瘍』などという言葉もあります。これらはストレスを体に良くないものとして捉えています。

一方で良いストレスも存在します。降りかかったストレスをチャレンジだと考えポジティブな結果を獲得するために前向きになる心理的反応です。これによって希望やわくわく感や自信などが生まれます。このチャレンジ精神が発生しているときには副腎から副腎皮質ホルモン(コルチゾールとかステロイドと呼ばれる)が分泌され全身のエネルギーが増大します。

ストレスに対してこのような反応の出来る人は判断力の向上や与えられた課題をよりよくこなせる傾向があり認知症の発生リスクが低いという研究データもあります。良いストレス反応をする人はそうでない人と比較してテロメアが長いという結果も出ています。ストレスに直面した時にチャレンジし前向きな気持ちと行動を取れる習慣は意識的になることで身に着くものです。

根拠のある楽観主義をさらに高めて良いストレスとしてテロメアを伸ばし健康な長生きに繋げましょう。