動脈硬化の抑制

テロメアに影響を与える物理的、身体的な要素として食べ物(サプリメントも含む)は重要な役割を担っています。

新鮮な野菜一般、精製されていない穀物、豆類、ナッツ類、などはテロメアに良いと言われる代表的な食べ物です。特に、以前にも強調したオメガ3脂肪酸の多く含まれるホールフードを主体とした食生活は健康維持にとても役立ちます。

これらは以前にも説明した酸化ストレスや慢性炎症を抑制する効果も認められています。炎症を低下することは種々の病気の予防にもつながります。

上記の食品に加えて青魚を主体とした魚類も炎症を抑える食べ物として高く評価されています。

オメガ3脂肪酸を多く含んでいるので動脈硬化の抑制になることは昔から知られており心臓血管病の予防に役立ちます。

更には、オメガ3脂肪酸を十分補うためにEPAやDHAのサプリメントを服用するのも効果的です。「中年の心疾患患者608名の検査で血液中のオメガ3脂肪酸含有率の高かった人たちは5年間の経過でテロメアの減少の度合いが小さかった」という研究結果が発表されています。

そしてこのテロメアの長さが維持されていた人たちの続く4年間の死亡率は12%と比べテロメアが短くなっていた人たちの死亡率は39%と高い結果となっています。