睡眠をしっかりとれている人のテロメアは長いことは知られています。
このことは高齢者に特に良く当てはまります。高齢者では7時間以上睡眠をとる人と比べて5時間以下のひとのテロメアは短かったという研究データがあります。
例外的に5-6時間という短い睡眠時間で元気な人が居ますがこのような人は無理に7時間以上眠る必要はありません。又、8時間以上眠らないと調子の出ない人が居ますが、そういう人は十分睡眠をとるべきです。
睡眠は時間だけでなくその内容も重要です。質の高い睡眠を得るには、
- 睡眠のリズムを作る為 就床と起床の規則性を保つ。
- 液晶画面は就床の1時間前以内には見ない。これは睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を抑えないために重要である。
- 不眠の原因となる疾患 睡眠時無呼吸症候群やいびきやアレルギー性鼻閉などがあればしっかり治療する。
- 何とか眠ろうとしたり、ベッドに入ったらものを考えない様にしようなど無理に自分の意識を変えることに執着しない。
- 昼間には一定の時間日光を浴び概日リズムを作る。
などいろいろなことが言われておりどれも考慮すべきことでしょう。
夜、就床の態勢に入る時間にはリラックスした雰囲気をつくることでテロメラーゼも増加しテロメアの長さを維持することが言われています。