健康寿命を延ばす基本は何といってもより良い食習慣と運動習慣であることは周知の事実です。病気の予防の重要性が高まっている現代では特にこのふたつの習慣を実践できるかにその人の人生がかかっていると思います。

今回は体力について見てみましょう。

体力を向上させる運動習慣は病気予防や病気からの快復を促進する重要な役割を果たしています。

散歩を例にとってみます。ゆっくりとした歩行で自宅の周辺を歩いたり日用品の買い物に出かけたりするのは気分転換にはなるものの体力の向上にはほとんど寄与しません。

体力のあるとかないとかの指標は最大酸素消費量（maxVO2）を測定すればわかります。maxVO2とは1分間に体重1kgあたり取り込むことが出来る酸素の量です(ml/kg/分)。従って激しい運動に耐えられる人は多量の酸素を取り込めます。

体力のある人とはmaxVO2の多い人ということが出来ます。maxVO2は病院で検査してもらえますので健康な運動習慣をつけたい人はおすすめです。 体力をつけるためにはmaxVO2の70％くらいの強度の運動を1日に15～30分程度1週間4日程度継続することが求められています。