糖尿病の予防コスト?

糖質を制限し、たんぱく質と脂肪を中心とした食生活については前回触れましたが、メリットが見えたと思います。

  1. 肥満が確実に解消される。
  2. 糖尿病になりにくくなる。
  3. 糖尿病の人は血糖のコントロールが安定し治療薬を減らせる可能性が高まる。
  4. 日常生活の中で健康を実感できる可能性が高い。

など、反対に糖質の多い食事を摂っていると血糖値が上昇する機会が多くなり膵臓のインスリンの分泌が多くなり、更にはインスリンの抵抗性が高まります。過剰に摂取された糖質はインスリンによって筋肉内や脂肪組織に取り込まれます。

取り込まれたブドウ糖はすぐにエネルギーとして消費されなければ脂肪やグリコーゲンとして蓄えられます。これが続けば肥満になるわけです。摂取した糖質をすぐに消費してしまう(運動する)のであれば体に蓄積されませんが、現実にはなかなか実行困難でしょう。

肥満や糖尿病の予防に運動を勧めますが、効果的で実行しやすいのは食事の管理です。糖質を抑えた食生活を身に付けることです。肉、魚、野菜などで満腹を味わっても肥満にはなりません。強いてこの食生活の欠点をあげれば、食事のコストがやや高くなることでしょうか。

健康維持にかかるコストと病気になって医療にかかるコストのどちらに納得するかのレベルかもしれません。